Lotus Emira(ロータス エミーラ)
モデル概要
エミーラは英国ブランドの全く新しいスポーツカーであり、最後のガソリン駆動スポーツカーとなります。ポルシェ718ケイマンに代わる英国の車として、十分な存在感があります。よく走り、良く鳴り、センセーショナルに見え、インテリアのデザインも品質も先代モデルよりもはるかに優れています。
スタイリングは傑出し、全方位の視界が驚くほど良好で、使い勝手が良いなど、多くの分野でロータスの活躍を感じさせます。ラッセルカーの見事なライン取りを見れば、エヴォーラの骨格とまではいかなくてもエヴォーラのDNAを受け継いでいるのがわかります。
乗り心地も穏やかで上質で、ほとんどの道路で、その反応に心地よい下地があります。ケイマンよりも粒上感やマニアックさが少なく、その結果、移動中は概して静かです。このため、ほとんどの場合、より快適なスポーツカーとして運転できますが、その一方で思い通りに走らせることができない事実もあります。
ツアーとスポーツのシャーシを選択することで、一般道用のソフトなセットアップのどちらかを選択することができます。ツアーバージョンはサーキット走行に最適で、スポーツバージョンを選択すると、英国の道路では段差にうまく対応できるようになります。街中を走るエミーラは日常の足として使うには十分なほどソフトです。
性能/機能
エミーラには3.5L V6のマニュアルギアボックスを搭載したモデルがあります。このエンジンはスーパーチャージャー付で、最高出力400bhp、最大トルク420Nmを発生し、0-100km/hは4.3秒と優れた性能を発揮します。V6エンジンはトヨタから供給され、信頼性とエキサイティングさを持っています。
ロータスと同じようなフィーリングを持ち、英国内での制限速度までなら、サスペンションはより良く、段差でも滑らかに走行します。最新の電子制御ステアリングではなく、油圧システムのため、フロントタイヤの下にある路面の感触をよりよく伝え、グリップのある場所をより確実に把握できるようになっています。
性能は決して突出したものではありませんが、納得のいくものにはなっています。EV車両などにみられる急発進などの感覚には及びませんが、低回転域から力強く、しっかりとした性能を発揮します。そのためギアボックスはエミーラのトルクを生かすため、絶妙な間幅で配置されたレシオで構成されています。
クライメントコントロール、クルーズコントロール、キーレスゴー、選択可能なドライブモード、USBソケット、DABラジオ、レザー&アルカンターラ表皮がすべて含まれています。オプションリストにはパーキングセンサーやリバースカメラなどがあり、ファーストエディションには標準で装備されています。
インテリア
インストルメントパネルはツアー、スポーツ、トラックという3つの走行モードに応じて変化して表示され、ダッシュボード中央にもタッチスクリーンがあります。どちらのディスプレイともロータスらしいクリーンでミニマル、そしてモダンなグラフィックになっています。ヒーターとベンチレーションのコントロールは独立しています。
ドライビングポジションは良好です。シートのサポート力は個人差もありますが少し弱く感じる場合もありますが、そこまで気にならないかと思います。人間工学に基づいたドライビングポジションの配置とステアリングホイール、ギアレバー、ペダルの間で形成される関係の手で、かなり良いと思います。
後輪のミッドマウントされたエンジンの後ろに小さなトランクがあります。このトランクにはゴルフクラブや旅行鞄を収納でき、シート後部のスペースを含むトランク容量は合計359Lになります。スポーツカーであるため、収納スペースはそこまで絶対に必要という訳ではないかと思います。
スペック
エンジン | 3,456cc/V6 |
スーパーチャージャー | エーデルブロック 1740 |
出力 | 400hp |
トルク(MT) | 420Nm |
最高回転数 | 6,800rpm |
ギアボックス | 6速MT/6速AT |
最高速度 | 290km/h |
加速(MT) | 0-100km/h 4.3秒 |
トランク容量 | 359L |
ホイールベース | 2,580mm |
全長/全幅/全高 | 4,413mm/1,895mm/1,226mm |
車両重量 | 1,405kg |