プジョー106S16 強化再生計画 -ボディー補強編-

106強化再生計画に急遽、追加メニューとして盛り込みました「ボディー補強」。全塗装スタンバイ状態まで部品を外した状態から溶接による強化を進めていきます。

スポット溶接、実施中。

まずは、モノコックボディーを用いるレーシングカーでは定番の「スポット増し」を実施。窓枠などの外板と内板が接合される開口部を2倍の接合面に増強しました。ラリージャパン参戦車両である206XS、206RCにも同様に実施しています。

一つづつ、地道な作業が続く・・・。

モータースポーツ前提ですと安全確保と強度増加を兼ねるロールケージという選択もありますが、今回はあくまでもロードカーとしての完成を目指していますので「スポット増し」を選択。重量を増やさずボディを補強するにはうってつけの手法です。

ドアや窓の開口部のほぼすべてにわたって施工。

そして「スポット増し」に加え、こだわりのポイントとして足回り周辺へのリブ補強を追加しました。ストラットタワー側面への構造追加、ロアアームからの衝撃が伝わる付け根付近にリアホーシング受け側のフレームを追加。

フロントセクションの強化。

多少、強引なところはありますが、コの字からロの字の断面構造にすることでより歪みの無い動きになり、精度の高いハンドリングに寄与するものと狙って施工してみました。

また、ノーマル状態でもボルト止めで付いている補強バーを、パイプ系変更と新規パーツ溶接止めで刷新しています。リアセクションも溶接によるいくつかの補強を施しました。

フロント補強の概観。リアサス取付部周辺。フロアの補強バーも全面にわたって溶接。

この後全塗装へと塗装工場へ入庫いたします。
その間は、取り外した部品周りの強化メンテナンスを進めてまいります。

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