並行輸入中古車 Vol.727|モーリス マイナー シリーズ2(Morris Minor Series 2)1954|BMIHT証明書付属、Canterbury Convertiblesが手掛けた至高のスプリットスクリーン|イギリス在庫車販売

1950〜60年代のイギリスで国民的ベストセラーとなり、今なお世界中のファンに「モギー(Moggy)」の愛称で親しまれるクラシック・モーリス。今回は、特徴的なスプリットスクリーン(2枚分割フロントガラス)を備えた1954年式 モーリス マイナー シリーズ2(Morris Minor Series 2)のイギリス現地販売車(右ハンドル/4速MT)をご紹介します。
本車両の最大の特徴は、BMIHT(英国モーター産業ヘリテージ・トラスト)発行のファクトリーレコード証明書が付属している点です。新車時のオリジナル配色「バーチグレー×マルーン」を維持しつつ、英国のモーリス・マイナー専門店「Canterbury Convertibles」によって仕上げられた極めて完成度の高いオープンモデルです。
モーリス マイナー シリーズ2とは
モーリス マイナーは、後にミニ(MINI)を生み出す天才設計者アレック・イシゴニス(Alec Issigonis)が手掛け、1948年に登場した英国を代表する名車です。1952年に登場した「シリーズ2」は、Austinとの統合(BMC結成)に伴い、信頼性の高い803cc Aシリーズ OHVエンジンへと換装されたモデルです。
- スプリットスクリーンのクラシカルな表情
フロントウィンドウが中央で2枚に分割された初期〜中期スタイルの特徴的なフロントマスク。後年の「1000」シリーズにはない、クラシカルで温かみのある佇まいが魅力です。 - 「De-Luxe」グレードならではの快適装備
新車時デラックス仕様のため、当時の標準車にはなかった高効率ヒーターや上質なレザーインテリアを備えており、クラシックカーでありながら快適な車内空間を提供します。

BMIHT証明書が語る、この個体の出自と確かなクオリティ
クラシックカーの購入において「履歴の透明性」は極めて重要な要素です。本車両には、英国の公式歴史保存機関であるBMIHTが発行したファクトリーレコード証明書(2008年取得)が付属しています。
- 新車時の仕様とオリジナル配色の完全合致
1954年7月14〜16日に工場で製造され、同年7月23日にイースト・サセックス州ブライトンのディーラー(Brittains Limited)へ出荷された「De-Luxe(デラックス)」グレードの2ドアサルーンであったことが記録されています。ボディ色の「バーチグレー」とインテリアの「マルーン」は、70年以上前の新車出荷時から変わらないオリジナルカラーです。 - 英国の名門「Canterbury Convertibles」による施工
証明書の発行先(Issued to)は、英国でモーリス・マイナーのコンバーチブル化やパーツ供給において高い評価を得ている専門店「Canterbury Convertibles」となっています。専門ショップのノウハウのもと、ボディ補強も含めて極めて高いクオリティでコンバートされたことが証明されています。


マニアックなポイント(トリビア&実用アップデート)
- トラフィケーター(アーム式方向指示器)のLED点滅化
Bピラーから飛び出す古典的なトラフィケーター(アーム式ウインカー)の機構をそのまま残しつつ、内部バルブをLEDチップ化して現代のウインカー同様に「点滅」するようカスタム。クラシカルな情緒と現代の路上における安全性を両立しています。 - 日常使いを見据えたメカニカル・アップデート
点火系は電子点火(フルトランジスタ)化され、バッテリーはネガティブアース(マイナスアース)に変更。さらに新品のSU燃料ポンプを装着し、始動性や信頼性を大幅に向上させています。 - 下回りの防錆処理(Lanoguard)施工済み
英国車で懸念される錆対策として、下回りには評価の高い「Lanoguard(ラノガード)」防錆プロテクトが施工されており、フレームのコンディションも非常に良好です。
車両個体情報
イギリス国内のクラシックカーオーナーのもとで大切に保管・メンテナンスされてきた個体です。上品な「バーチグレー」のボディに、深みのある「マルーン」のレザーシートおよびソフトトップが美しく調和しています。エンジンは2013年に専門ショップ(KAR Engine Services)にてリビルトされており、803ccのコンパクトな排気量ながら非常にスムーズに回ります。
- 外観
FRPではなくスチールボディのコンバーチブルですが、錆は軽微でLanoguard処理済み。マルーンのソフトトップもフィッティングが美しく、幌職人からも称賛された良好な状態を保っています。 - 内装
デラックス仕様のマルーンレザーシートは味わい深い雰囲気を維持。現在スピードメーターはGPS式デジタルメーターを仮装着して日常走行に対応しています(オリジナルメーターの修理・校正もご相談に応じます)。 - 機関・足回り
2025年4月にリアブレーキシリンダーを新品交換済み。予備パーツとしてSUキャブレター、SU燃料ポンプ、純正ディストリビューター、ガスケット類が一式付属します。

装備・仕様(参考)
- 803cc Aシリーズ 直列4気筒 OHV ガソリンエンジン(2013年リビルト済)
- 4速マニュアルトランスミッション(RHD / 右ハンドル)
- Canterbury Convertibles製 コンバーチブル仕様
- BMIHT(ファクトリーレコード証明書)付属
- スプリットスクリーン(2枚分割フロントガラス)
- バーチグレー(外装)× マルーン(レザー内装&ソフトトップ)※オリジナル配色
- デラックス仕様(高効率ヒーター、レザーシート)
- 電子点火システム(Electronic Ignition)
- ネガティブアース(マイナスアース)化
- 新品SUタイプ燃料ポンプ
- アーム式トラフィケーター(LED/点滅加工済)
- 下回りLanoguard防錆処理
- 予備パーツセット(SUキャブ、燃料ポンプ、ディストリビューター、ガスケット類)
車両基本情報
| 項目 | 詳細 |
| モデル | モーリス マイナー シリーズ2(Morris Minor Series 2) |
| 年式 | 1954年(1954年7月製造/出荷) |
| 寸法 | 全長:3,760mm、全幅:1,550mm、全高:1,520mm(参考値) |
| ホイールベース | 2,184mm(参考値) |
| 車重 | 約780〜800kg(参考値) |
| エンジン | 803cc 直列4気筒 OHV(Aシリーズ) |
| 最高出力 / 最大トルク | 約30.4ps / 約5.5kgm |
| 最高速度 | 約100km/h |
| 駆動方式 | 後輪駆動(FR) |
| ハンドル位置 | 右ハンドル(RHD) |
| ミッション | 4速マニュアル(4MT) |
| 外装色 | バーチグレー(Birch Grey) |
| 内装 / 幌 | マルーン(Maroon)レザー / マルーンソフトトップ |
| 走行距離 | 約57,155マイル(約92,100km、現地メーター表示) |
| 所在 | イギリス(New Milton) |
※スペック・諸元は現地表記およびBMIHT証明書等の記載に基づきます。実測・書類上の数値は日本到着後に確定します。
ギャラリー












乗り出し価格:詳細未定(目安税込4,000,000円程度)
※1950年代のクラシックカーのため、日本到着後に弊社認証工場にて点検・油脂類交換・国内車検適合のための各部調整・予防整備を行いお渡しいたします。ワイエムワークスなりの評価・判断に基づく加修・調整作業は実施いたしますが、多少の補修、整備は必要なクラシックカーです。特性上、点火系・燃料系・ブレーキ系などの予防整備を推奨します。お客様希望を勘案して価格・作業内容は決定したいと考えています。ご希望の予算・納期・用途(イベント/普段使い/コレクション等)を伺い、最適な整備メニューと輸入プランをご提案します。当社サービス工場にて消耗品交換・各部調整・改善作業・車検・板金塗装まで一貫対応可能です。
なお、車両によっては、クーラー、パワステ等の加工装着が可能な場合もあります。ご希望の方はご相談ください。ご予算や使用目的に応じた整備・カスタム(エアコン/クーラー装着等のご相談含む)プランのご提案も可能です。
◎日本国内乗り出し価格(弊社輸入車両の場合はヨーロッパ・北米のディーラーよりの回送費用、神戸港までの輸送費用、積降のデバン費用、国内での通関費用、車検に纏わる整備費用、登録諸費用等を含めた大阪店頭渡しの価格です。国内各地への配送は別途承ります。)
◎ワイエムワークスで販売する中古車には、車検整備相当の24か月点検整備、エンジンオイルをはじめとする全油脂類、フルード、クーラントの交換をお付けしています。
◎その他の消耗品(ブレーキパッド、バッテリー、タイヤ等)の交換は有償でお受けしています。ご希望の作業がある方はお申し出ください。
「1954年式 モーリス マイナー シリーズ2 について」とお気軽にお問い合わせください。
エアコンユニットのインストールサービス(有償)もご提供しています
日本国内でクラシックカーの運用を考えた場合、避けて通れないのが「エアコン」です。多くの車両には当然ながら「エアコン」は装備されていませんが、クラシックカーのレストアが盛んなイギリスでは、人気車種に向けた専用エアコンキットや各種補修部品が専門業者の手によって開発され、流通しています。コンプレッサー本体は日本のデンソーやサンデン製が多く使用されており、コンデンサーやエバポレーター、配管も様々な形状・サイズのものがあります。
これらのエアコンキットの装着にあたっては、マイナスアースに合わせた極性の変換、電気的負荷を考慮したオルタネーター、効果的な熱交換のためのラジエーターファン等のアップグレードが必要な場合がほとんどです。また、オリジナルの車内レイアウトを損なわないインストールも求められます。
ワイエムワークスでは、これまでのクラシックカーへのエアコン設置経験や英国とのコネクションを活かし、車種に最適なエアコンユニットの増設インストールサービスもご提供しています。
1992年創業、500台以上の並行輸入、18,000台以上の作業実績!
欧州車の並行輸入、車検・整備・点検・修理、カスタム・チューニングはワイエムワークスにお任せください。
大阪府堺市に自社認証工場を併設、日本未導入車両の独自輸入から車検・整備・点検・修理、カスタム・チューニング、板金修理、コーティング、レストアまで、安全で快適な輸入車ライフをサポートしています。他店で輸入車を購入された方、大阪府近郊で輸入車の車検・点検・整備でお困りの方もお気軽にご相談ください。


