ハイパーハッチの元祖であり、グループB世界ラリーのホモロゲーションスペシャルである205 T16はプジョースポールがこれまでに製造したロードカーの中で最も過激なモデルです。プジョー、ロータス、GMの3社がエンジニアリングのノウハウを注ぎこんだホモロゲーションスペシャルは非常に希少な存在です。
プジョー205ターボ16 E1/E2は世界ラリー選手権で最も成功したぐループBラリーカーであり、ラリーで16勝を挙げ、マニュファクチャラ―およびドライバーチャンピオンシップを2回獲得し、伝統的なアウディ クワトロをも凌駕しています。
1.8L 4気筒エンジンは205ディーゼルのブロックを使用し、燃費よりも最高出力を追求した独自の16バルブヘッドにギャレット製ターボチャージャーを組み合わせています。200台製造されたロードカーは最高出力200bhpを達成し、最高速度210km/h、01-100km/hを6.6秒で加速しました。
エンジンはわずかに右側に配置されているため、205 T16はわずかに非対称になっています。このため、わずかに歪んだ重量配分と、顕著なトルク反応が特徴的です。
Evo2ではドライブサンプシステムや強化ピストンなどのエンジン内部構造の変更、ターボブースト圧の向上により、1.8Lの出力は300bhp近くまで引き上げられました。トランスミッションはセンターマウントLSDの追加とショートギア化、ボディはシーム溶接とロールゲージによる高剛性化などが行われました。
軽量化された複合パネルを使用することで、重量も通常のバージョンから削減されました。全体として、PTSキットは車の重量を110kg削減したとされています。
PTSパッケージにはオイルクーラー付き取りサンプシステム、高倍率カム、強化ピストン、頑丈なスリーブ、30度吸気バルブ、50度排気バルブ、チャンピオンBN60プラグ、0.85barブーストシステム、新しい排気システムといったE1ワークスラリーカーのエンジン改造部分がほとんど含まれています。
内容はロードカーとしても扱いされており、日本でも正規ディーラーで販売されていました。さすがにロードカーとして作成されていますので、内張も装備されており、普通にロードカーとして扱える車でした。
スペック
エンジン | 1.8L 直列4気筒ターボ |
バルブ数 | 16バルブ |
最高出力 | 200ps/6,750rpm |
最大トルク | 255Nm/4,000rpm |
ドライブトレイン | 4WD |
最高速度 | 214km/h |
加速 | 0-100km/h 6.6秒 |
ホイールベース | 2,540mm |
全長/全幅/全高 | 3,820mm/1,700mm/1,354mm |
車両重量 | 980kg |
特選輸入車
Peugeot 205 T16(プジョー 205ターボ16)
- 年式:1984
- 走行距離:40,041km
- 価格35,000,000円~
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