フィアット600e(FIAT600e)発表!

フィアットは、電気自動車(BEV)の「フィアット600e」を2023年7月5日に発表しました。600eはSUVの「500X」の実質的後継モデルであり、1950年代にフィアットが製造した 600(セイチェント)の55年ぶりの車名復活となります

Stellantis メディアウェブサイト

フィアット600(セイチェント)は1950年代に製造されたリアエンジンのコンパクトカーでした。そのフィアット600が2023年7月5日に急成長するBセグメント市場に、電動SUV「600e」として甦りました。

600eの航続距離は400km!

600eは54kWhのバッテリーを搭載したEV(電気自動車)であり、航続距離はWLTP サイクルで400kmを誇ります。また、急速充電ステーションにおいて30分以内に80パーセントまで充電できます。

さらに100 kW の充電システムを備えており、家庭においても6時間以内にバッテリーを完全に充電できます。そしてモーターの出力は欧州仕様では154hp(115kW/156PS) となり 9 秒以内に時速62 マイル (99.2km/h) の速度に達します。

全長4.17mのボディは5ドアの5人乗りで、広々とした室内と最大360Lのカーゴスペースが備わります。

バッテリー容量54kWh
最大出力※欧州仕様154hp(115kW/156PS)
航続距離400km
全長×全幅×全高4171mm×1781mm×1523mm
全幅はミラーを除く寸法   全高はアンテナを除く寸法

600eのエクステリア

600eレッド

エクステリアは600eの先輩格であるフィアット500eと比較するとよりシャープでLEDライトのアイデンティティも新しい主張のある顔フロントフェイスとなって、フロントとサイドにはクローム仕上げの600のロゴがあしらわれています。

最近三菱のデリカミニのヘッドライトが上半分隠れた「半目」が人気となっていますが、この600eのヘッドライトも「半目」がポイントとなりそうですね。

600eラ・プリマ

また、最大18インチの大径ホイールやブラックマット仕上げのスカート&ホイールアーチ、クロームのアクセント、テールライトの輝き、さらにイタリア国旗がリアバンパーにあしらわれるのど典型的なイタリアンスタイルが表現されているなど、SUVらしさとを600eにの個性を強調させています。

さすがイタリア車 オシャレ度MAXのインテリア

600eラ・プリマのインテリア
600eレッドのインテリア

インテリアトリムはベースとなるレッドとラ・プリマがあり、レッドは専用のリサイクルファブリックシート表皮を採用し、ラ・プリマは美的感覚に優れた合成皮革となっています。ラ・プリマにはダイヤモンドカットの18インチアロイホイールやマッサージ機能付きシートが装着されます。

600eラ・プリマ センターコンソール

また、室内装備としてはApple CarPlay とAndroid Autoに 10.25インチのインフォテインメント スクリーン、ナビゲーションは Tom Tom 搭載の GPS システム、7インチのスクリーンなどを装備しています。

さらに、アクセント照明は8 つの環境光の色と 8 つの無線の色を使用して合計64通りの組み合わせから選択でき(ラ・プリマ)、USBおよびUSB-Cポートのほか、モバイル デバイス用のワイヤレス充電も搭載されています。そしてアプリによって空調、ホーン、ライト、ロックなどの機能を遠隔制御もできます。

安全性能もバッチリ!

フィアット600eの安全装備は、360度センサーによる死角監視や自動緊急ブレーキ、居眠りドライバー検出とアダプティブ クルーズ コントロールなどの機能が搭載されています。また、ラ・プリマには、ドライブ アシスト (レベル 2 運転支援) が標準装備されており、優れたレベルの安全性と運転支援ができるようになっています。

600e日本国内への導入は未定

新型600eのイタリアでの車両価格は3万5950ユーロ(日本円で約565万円)からとなっており、イタリア本国で2023年7月5日から販売が開始され、9月には納車が開始される予定です。このように欧州では正式発表されたフィアット600eですが日本国内への導入は未定です(2023年8月現在)。

600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eレッド
600eレッド
600eレッド
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eラ・プリマ
600eレッド
600eレッド
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