106強化再生計画。今回はパワーを路面へ伝える、ギアボックスのOHとLSD組込による強化です。
エンジンと共に下された106S16のギアボックス。まずはエンジンとギアボックスの切り離しから始まります。
M/Tオイルを抜き取った状態からケースを分解。内部の構成パーツを確認できる状態にします。パーツに破損や金属片等がないか確認しながら洗油で全て洗浄。ギアボックスのケースや内部の状態も確認し、欠損やヒビがない限りそのまま組み付け工程へ。新たなシール・パッキン類を用いて組み付け工程に入ります。
ギアボックスへの強化メニューは、コーナリング時の内輪・外輪の差分を吸収し、駆動力の低下を抑えるLSD(リミテッドスリップデフ)を投入しました。
LSDの構造形式はメンテナンス性でも費用的にやさしい点を踏まえた上でトルセンタイプを今回も採用。「FORD Fiesta チューニング進行中!」でもご紹介しております。
組付けは、LSDを取り付けるにあたってファイナルギアを溶接する、強度面でも信頼のおける工法を採用しています。
これで、コーナリングの立ち上がり時に、ノーマルではスリップロスになりがちな内輪側にもトラクションが掛かるようになります。
ドライブシャフトは好評発売中の「強化タイプ」を使用予定です。
YM SPORT 106S16トルセンタイプLSD(リミテッドスリップデフ) 価格:¥186,900(税込・工賃別途)
YMでの参考取付工賃:¥171,100(税込・OHなし)、¥210,997(税込・OH込)
※取付作業はLSD本体の組付け・ファイナルギア溶接及びギアボックスの車両脱着です。
※取付に伴うベアリング、シール、パッキン・油脂類等の交換部品も含まれています。
※ギアオイルはA.S.H 75W-90 2.0Lを使用。
※ファイナルギアは組付け車両のものを使用。
関連個所のオーバーホール含めご相談を承ります。