106強化再生計画は、ボディー各所への補強も終え、「塗装工程」へと入りました。新車同様の光沢を取りもどす重要なお色直しの作業です。車両からのパーツ分離やエンジン切り離しなどはYM WORKSで行っていましたが、設備等の関係上ここから先の塗装作業は提携工場での委託作業となります。
ペイントを進めていただく工場は、日頃よりYM WORKSで組付けるエアロパーツの塗装や車両修理の際の依頼先です。ここは「ポルシェジャパンの指定修理工場」にもなっています。聞くところによると輸入元の指定工場は日本全国でも2件(西日本では唯一)しかないとのこと。
世界的なスポーツカーの修復にあたる技術水準で塗装作業が進行、質感や耐久性の面でも新車に極めて近いレベルでの仕上がりとなります。
※今回は室内を再塗装する関係で専用焼付塗装ブースでの作業は見送りました。
そして、いくつかの工程を経てYM WORKSのピットへ戻ってきました。すぐに完成状態を確認。
オーダー通り外鈑部の塗装はもちろんの事シャシー下まで徹底に塗装を施していただいたボディーは想像以上の純白でスタッフ一同驚き。当然のことながらネイルタッチすらないドアノブ周りや黒ずむ窓枠付近も白以外のくすみがありません。
艶や映り込みも鏡のようで、昨年秋に登録したデモカーのRCZ(もちろんコーティング済み)と並んでも十分張り合える美しさです。
これからオーバーホール&チューニングしたエンジンを搭載し、外した個所の部品を組付け、再生への道を進めてまいります。