フィアットは、本国イタリアをはじめ、日本でも人気のある車です。フィアットといえば「Fiat 500」を連想する方も多いですが、Fiat Panda(フィアット・パンダ)も長い歴史のある人気車種。現行モデルは三代目となり、オシャレな外観と機能性に優れた人気のコンパクトカーです。
「YMワークス」では、2009年式「Fiat Panda 100HP」を入荷しました。カラーは、街中でもオシャレにキマる赤。目立ったキズもなく、エンジンや車内の状態も良好で、フィアットファンにおすすめの一台です。
そこで今回は、Fiat Panda(フィアット・パンダ)の魅力や歴史、グレード「100HP」の特徴や弊社の在庫車両の詳細についてご紹介します。Fiat Panda(フィアット・パンダ)をお探しの方、および輸入車に興味のある方などは、ぜひ最後までご一読ください。
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Fiat Panda(フィアット・パンダ)とは
Fiat Panda(フィアット・パンダ)は、イタリアの自動車メーカー「FIAT S.p.A.」が、製造・販売するコンパクトカーです。使い勝手の良いハッチバックタイプで、欧州では最も小さな「Aセグメント」と呼ばれる乗用車に分類されます。車名のPanda(パンダ)は、動物のパンダに由来。これは初代モデルが開発当初、中国を主要市場として企図されていたためです。
1970年代、オイルショックの影響から、デザインより経済的かつ機能性に優れた車が求められるようになりました。こういった情勢を背景に、シンプルで合理的・コンパクトながら広い室内空間・低価格な車を実現するために開発されたのがFiat Panda(フィアット・パンダ)です。
Fiat Panda(フィアット・パンダ)の歴史
Fiat Panda(フィアット・パンダ)は、1980年にデビューして以来、イタリアでも人気の車種です。コンパクトな設計であることから、ヨーロッパ特有の狭い街中でも、スムーズに走行できます。現行モデルは、イタリア国内でロングセラーとなっており、年間10万台以上を販売しています。
では、なぜフィアット・パンダは、多くのファンを獲得できたのでしょうか。まずは、フィアット・パンダの歴史からみていきましょう。
初代パンダの誕生
そもそもFiat Panda(フィアット・パンダ)は、「安価で簡単な構造かつ、十分な室内空間を持つ新型車」をコンセプトに開発されました。当時オイルショックにより、組織運営に多くの問題を抱えていたフィアット社は、開発を全面的に外部へ委託。イタリアを代表する工業デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏が中心となり、カロッツェリア・インタルデザインなどが共同で開発を担当しました。
1970年代、燃費面で有利なコンパクトカーの開発が各社で進むなか、フィアット126とフィアット127の一部を置き換えるべく、誕生したのが初代パンダです。1983年には、FF駆動がベースの市販車としては、世界初となる「4×4(フォー・バイ・フォー)」という四輪駆動モデルも発売しています。
なお、初代パンダは直線的なデザインが特徴で、現代モデルへも継承され続けるデザインの基礎をつくりました。車内にはハンモックタイプのシートが配置されており、フィット感と乗り心地の良さが話題となりました。
また、エクステリアデザインは、四角(スクエア)と円(サークル)を掛け合わせた「スクワークル」というコンセプトを採用。このコンセプトは現行モデルにも継承されており、かわいさとオシャレを両立したフィアット・パンダならではの魅力として知られています。
二代目パンダ
二代目パンダは、2003年にデビューしました。車名トラブルなど発売までに若干の紆余曲折があったものの、同年に「ヨーロッパ・カーオブザイヤー」を受賞。先代と同じく、四輪駆動の4×4モデルも発売されました。ちなみに日本では、「ニューパンダ」という名称で販売されています。
二代目パンダは、開発時にSUV的なコンセプトだったこともあり、背の高いフォルムが特徴です。初代パンダとは対照的に、ウインドウ上部のラインは弧を描くような愛嬌のあるデザインとなっており、多くのパンダファンを魅了しました。グレードによっては、ルーフレールが搭載されたタイプも存在します。
また、初代パンダは2ドアでしたが、二代目パンダは4ドアへ変更。後部座席に分割可倒式シートを採用したこともあり、人と荷物の乗り降りが楽になりました。
2007年には、スポーティーモデルとなる「100HP」を発売。パワフルな走りとスタイリッシュなデザインで、走行性能を求めるファンを魅了しました。
三代目パンダ
現行モデルである三代目パンダは、2011年のフランクフルト・モーターショーでデビュー後、2004年に日本でも販売が開始されました。デザインは2代目をキープコンセプトに、室内空間のサイズアップを実施。後部座席には3人掛けのシートが採用され、さらに人と荷物の出し入れがしやすくなりました。
また、シートの着座位置は低めに設定されており、ドアの位置も丁度良い高さに調整。この調整により、車の重心が低くなったように感じられ、「安心感をもって運転できる」という方も少なくありません。
一方で全高は1,550mmに抑えられ、タワーパーキングにも収納可能なサイズへコンパクト化が図られました。ボディがコンパクト化されたことにより、街中での実用性がさらにアップしています。ちなみに2012年には、四輪駆動の4×4モデルも発売されました。
なお、フィアット・パンダは、日本でも人気のあるコンパクトカー。フィアットは輸入車市場が対前年マイナスとなるなかでも、販売台数を伸ばしており、人気車種「FIAT 500」と並びその好調な売り上げを支えているのが、フィアット・パンダです。
Fiat Panda(フィアット・パンダ)の特徴
Fiat Panda(フィアット・パンダ)は、画期的なデザインと機能性が特徴的な車です。パッケージングの天才と呼ばれるジョルジェット・ジウジアーロが手掛けたデザインは、当時のコンパクトカーの概念を覆すもので、歴代のパンダにも脈々と受け継がれています。
外装・内装ともに直線的なデザインは、シンプルながらもスペース効率に優れたスタイリング。四角く愛嬌のある造りは、根強いファンを獲得しています。また、車内空間を余すところなく活用した機能性の高さも魅力です。たとえばダッシュボードは、ラックのような形状。この仕様は二代目や現行モデルにも受け継がれており、気軽にモノが置けるようになっています。
また、二代目以降になると初代パンダの直線的なデザインを残しつつ、局所に湾曲を取り入れることで愛嬌やかわいさを表現。近代的な要素をデザインに取り入れたことにより、新たなファンを獲得しています。
なお、フィアット・パンダは、2020年に誕生40周年を迎えました。上記のようにデザイン性と機能性を両立させた点がフィアット・パンダの魅力であり、長年にわたってファンから支持を得ている理由といえるでしょう。
Fiat Panda(フィアット・パンダ)のことなら「YMワークス」にお任せを!
Fiat Panda(フィアット・パンダ)は、オシャレで機能性に優れており、欧州や国内でも人気のあるコンパクトカーです。しかし、輸入車と聞くと「メンテナンスが大変そう」、「よく分からないので不安」という方も少なくないでしょう。そのようなときは、ぜひ一度「YMワークス」にご相談ください。
「YMワークス」は、こだわりのあるカーライフをサポートするファクトリーショップです。欧州車を幅広く扱っており、国内正規輸入モデルはもちろん、直輸入の国内未導入モデルもご提供いたします。また、弊社は欧州のディーラー・チューナー各社とも深い取引関係をもち、他店では実現が難しい車両およびアフターパーツを提供。お車のご購入から車検、一般整備・修理・カスタマイズまでをサポートいたします。幅広い地域に対応が可能ですので、欧州車の購入を検討する際は、お気軽にご相談ください。
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YMワークスイチオシ!「Fiat Panda 100HP」
魅力的なフィアット・パンダのなかでも、今回弊社がおすすめするのは、2007年に発売された「Fiat Panda 100HP」です。このモデルは、1.4L の直列4気筒 DOHCエンジン (100PS/13.3kgm)を搭載したスポーティータイプ。コンパクトカーであるにもかかわらず、パワフルな走りを実現しています。
コンパクトカーユーザーのなかには、「走りも楽しみたい」という方もいるでしょう。そういった要望に応えてくれるのが、「Fiat Panda 100HP」です。実際、スタート時の加速やレスポンスの良いハンドリングは、ユーザーから高い評価を得ています。
ここからは、走りも楽しめるコンパクトカーをお求めの方のために、「Fiat Panda 100HP」の魅力をご紹介します。
モデル概要
「Fiat Panda 100HP」は、標準仕様のパンダと比べると車高が低く、サスペンションも硬めに調整されていることが特徴。コーナーでも、高い安定性を実現しています。加えてタイヤは195/45R15を採用しており、接地面が広く、たわみにくいことからグリップ力が十分。コンパクトなボディも相まって、タイトなコーナーに突入しても、確かな足取りで走行できます。
MT車は6速マニュアルとなっており、レバーは手のひらサイズと握りやすい仕様。取り付け位置も絶妙で、ハンドルのリムからギアチェンジがしやすい位置にあります。加速力を示すレシオは短く、1,000rpmあたり21mphと経済性には優れていないものの、パフォーマンス性は抜群。60mphまで10秒以下と、よく比較される昔のマツダにも引けを取らない性能です。
運転席は、100HP専用のスポーツシートを採用。シートポジションとハンドルの上下より、ベストな位置を調整できるようになっています。加えてセンタークラスターの「SPORTSボタン」もFiat Panda 100HPならではの装備。スイッチの操作で走行モードの切り替えができ、ONにするとエンジンのレスポンスがアップします。
このように「Fiat Panda 100HP」は、標準的なパンダと比べると、走行性に優れた仕様。コンパクトカーで、走りを楽しみたい方におすすめの一台です。
基本スペック
ボディタイプ | ハッチバック | 全長×全幅×全高 | 3580×1605×1520mm |
型式 | ABA-16914 | トランスミッション | 6MT |
ドア数 | 5ドア | エンジン | 直列4気筒DOHC16バルブ |
乗車定員 | 4名 | 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
総排気量 | 1368cc | タイヤサイズ | (前)195/45R15 (後)195/45R15 |
駆動方式 | FF | ホイールベース | 2300mm |
車両重量 | 1020kg | ボディカラー | ・クロスオーバーブラック ・ボサノバホワイト ・エレクトロフラッシュグレー ・パソドブレレッド ・ニューオーリンズブルー |
「Fiat Panda 100HP」の在庫情報
【在庫車の販売情報】
YMワークスでも、Fiat Panda 100HPを取り扱っております。以下は、現在販売しているFiat Panda 100HPの在庫情報です。より具体的な詳細を知りたいときや現物を確認したいときなどは、お気軽にお問い合わせください。
乗り出し価格 | 1,530,000円~ |
年式 | 2009年 |
カラー | 赤 |
走行距離 | 94,336km |
排気量 | 1,400cc |
全長/全幅/全高 | 3,580mm/1,600mm/1,520mm |
車両重量 | 1,030kg |
ハンドル | 左ハンドル |
ミッション | 6速MT |
燃料 | ガソリン |
駆動方式 | 2WD |
車検 | なし(購入時に新規取得) |
装備 | ・パワステ/エアバック ・エアコン/クーラー ・カーナビ |
※1.ご自宅までの納車費用は別途必要です。
※2.納車までの納期はご相談ください。
※3.走行キロは若干の差異は発生します。
※4.現車確認可能です。詳しくはお問合せ下さい。
※5.売却済みの場合は申し訳ございません。
リペイント済み!街中でも存在感を放つオシャレなレッド
ボディはリペイントを施しているため、目立ったキズもなく、良好な状態です。ヘッドライトも、黄ばみや曇りがありません。また、フロントのメッシュ部分は100HPの限定仕様で、スタイリッシュなデザインです。
純正ホイールの状態も良好。落ち着いた雰囲気のスポークタイプ
純正ホイールもキズが少なく、良好な状態です。ホイールはシンプルなスポークタイプですが、主張しすぎることなく、全体的に落ち着いた雰囲気にまとまっています。
メンテナンスが行き届いた綺麗なエンジンルーム
エンジンルームもメンテナンスが行き届いており綺麗です。エンジンの状態も良好で、スムーズに始動します。
シンプルさと利便性を兼ね備えた車内
車内は、シンプルでコンパクトながらも、空間を最大限に活かしたデザイン。販売車の「Fiat Panda 100HP」は、天井やシートなどのキズや汚れも少なく、とても綺麗な状態です。
シンプルかつスタイリッシュな運転席
フロント部分は、至ってシンプルな構造。フィアット・パンダは、日本でもそれなりの台数が販売されていますが、「左ハンドルMT車」は珍しいといえます。また各種ボタンは、センタークラスターに集中しているので、操作がしやすく利便性が抜群です。
リアシートも汚れやキズが少なく状態良好
リアシートも、目立った汚れなどがなく、良好な状態です。シートの破れやほつれなどもありません。足元もフロント・リアともに、目立った汚れがなく綺麗です。
大きな荷物も積める!使い勝手の良いラゲッジルーム
スタイルチェンジできるラゲッジルームは、使い勝手が抜群。リアシートは折りたためる仕組みとなっており、大きな荷物も十分に積めます。うまくアレンジすれば、流行りのワーケーションなどで有効に活用できそうです。
インテリア
インテリアもシンプルなデザインですが、フィアット・パンダならではのこだわりが至るところにちりばめられています。
シフトレバーがベストな位置でギアチェンジしやすい
フィアット・パンダといえば、定評のあるシフトレバーが特徴的。ハンドルから近く、絶妙な位置にあるので、小柄な方でもスムーズにシフトチェンジできます。レバー自体も手のひらサイズとコンパクトなので、女性でも握りやすくなっています。
スッキリと見やすいインパネ
インパネも無駄がなく、スッキリとしたデザインです。ごちゃごちゃしておらず、キズや曇りもないので、走行中でもメーターを認識しやすくなっています。
カーナビ搭載で長距離ドライブも快適
社外カーカビが装備されているのも嬉しいポイント。見やすい位置に取り付けられているので、運転中でも確認や操作がしやすく、遠出する際、ストレスが少なくて便利です。(ご要望がありましたら取り外しは可能です)
取りやすい位置にあるドリンクホルダー
忘れずにおさえておきたいのが、ドリンクホルダーの位置。輸入車の場合、車内がゆったりとした設計になっている分、ドリンクホルダーが遠く、使いにくいと感じることも少なくありません。適度な位置にドリンクホルダーが設置されているので、走行中でも、飲み物を取りやすくなっています。
街乗りにも最適!「Fiat Panda 100HP」でパワフルなドライブを楽しもう
フィアット・パンダは、コンパクトなボディと利便性の高さが特徴で、街乗りに適した車です。狭い路地であっても、乗用車やミニバンと比べ、スムーズに走行できます。
なかでも走りを楽しみたい方には、「Fiat Panda 100HP」がおすすめです。スポーティーな仕様となっており、コンパクトカーであるにもかかわらず、パワフルなドライブを楽しめます。「Fiat Panda 100HP」に興味をお持ちの方は、ぜひ一度チェックしてみてください!
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