特別販売車両|Renault Twingo Gordini(ルノー トゥインゴ ゴルディーニ)|乗り出し価格税込み1,350,000円
トゥインゴ ゴルディーニの正式名称はトゥインゴ ゴルディーニ ルノースポールと言います。最も長いネーミングと言われるくらいの長さなので、一般的にはトゥインゴ ゴルディーニのみ、もしくはトゥインゴ ゴルディーニRSと呼ばれています。この名称、ゴルディーニ+ルノースポールを使用するのはこの車一代限りなので、どんな呼び方でも特定できます。
トゥインゴ ゴルディーニ ルノースポール(R.S.)は、2007年から2014年の間に発売された3ドアハッチバックであるトゥインゴのスポーツモデルです。
ゴルディーニRSは3ドアハッチバックで車重1トンほどのトゥインゴに、ハイパワーのエンジンを搭載したホットハッチとして人気のあるモデルとなっています。
今回はこの仏ホットハッチとして名高いトゥインゴ ゴルディーニ RSをご紹介するとともに、ゴルディーニとルノーのスポーツモデルについても解説します。
トゥインゴ ゴルディーニのモデル概要
ルノースポール(RS)が2009年10月 に正規輸入が開始された3年後の2012年7月に、マイナーチェンジされた後期型をベースとしたゴルディーニRSが導入されました。トゥインゴ ゴルディーニRSには1.2Lと1.6Lの2つのバージョンがあり、ともに自然吸気エンジンとなっています。
ゴルディーニは1950年代から70年代に、アメデ・ゴルディーニによって洗練されたデザインと高性能が特徴の一連のルノーモデルのことです。そしてトゥインゴ ゴルディーニRSは、現代版ゴルディーニモデルとして登場しました。
今回ご紹介するトゥインゴ ゴルディーニRSは、欧州Aセグメント3ドアハッチバックのルノー・トゥインゴ(Twingo)の軽量ボディに、直列4気筒DOHC1.6Lの133bhpエンジンを搭載するモデルです。
1.6Lモデルは0-100km/hを8.7秒と1.2Lモデルよりも約1秒ほど速く、最高速度も125マイル(200km/h)と1.2Lのエンジンよりもよりパワフルな走りを実現しています。そして、適度な硬さのある足回りがコーナリングも難なくこなします。低速でもトルクは十分で、ミッションがクロスレシオのために高回転を維持しながら走れるので、特にワインディングロードがこのクルマの真価を発揮するでしょう。
5速ミッションで左ハンドルというフランス本国仕様、しかも電子デバイスのほとんどないトゥインゴ ゴルディーニRSですが、それだけにレトロなフレンチホットハッチを味わえる貴重な一台といえます。
トゥインゴ ゴルディーニについてもっと詳しく
トゥインゴ ゴルディーニのエクステリアとインテリアや基本的なスペック、そしてゴルディーニについてご紹介します。
エクステリアとインテリア
エクステリアデザインは、ベース車トゥインゴの前期型からフロントマスクを一新し、ルノーエンブレムからヘッドライトまで翼を延ばしたようなデザインの新しいルノー顔となっています。また、前期型よりも前後のオーバーハングが延びて全長で9cm長くなったのも後期型ボディの特徴です。
また、ブラン グラシエ(白色)のボディーカラーに、ボンネット、ルーフ、リアゲートへと続く2本のグレーのストライプが施され、ドアミラーやリアスポイラーがグレーメタルとなっています。ちなみにこのストライプにはうっすらと「G」の文字が記されています。
正面に円形のメーターが収まるシンプルでスポーティーな雰囲気のダッシュボードが個性を主張するインテリアは、黒基調にグレー系のアクセントが採用され、「GORDINI」のロゴ入りシフトノブで気分を盛り上げます。その他、ブラック/グレーの本革シート、エンジンや加速Gのデータを表示する「R.S.モニター」、BluetoothやUSBジャックなども装備されています。
トゥインゴ譲りの実用性の高さも魅力で、全長3700mmのコンパクトボディながら乗車定員の大人4人が問題なく乗ることができます。また、前後にスライドできる独立可倒式リアシートは前方に収納することでフラットなラゲッジスペースが利用できます。
車両情報
- 年式:2012年
- 車検:2023/09
- ハンドル:左
- 排気量:1600cc
- 走行距離:12.1万km
- 全てを含む乗り出価格 (税込1,350,000円)
- 車両重量:1120kg
トゥインゴ ゴルディーニ ルノースポール(R.S.)基本諸元
全長×全幅×全高 | 3700×1690×1460mm |
ホイールベース | 2365mm |
車両重量 | 1120kg |
駆動方式 | FF |
エンジン | K4M直列4気筒1598cc |
最高出力 | 134ps/6750rpm |
最大トルク | 16.3kgm/4400rpm |
最少回転半径 | 5.2m |
10・15モード燃費 | 13.5km/L |
新車時価格(2012年) | 245万円 |
ゴルディーニについて
ゴルディーニ(Gordini)はかつてフランスに存在した自動車のチューニングメーカーで、かつてF1のコンストラクターとして参戦していた時期もありました。なお、現在「ゴルディーニ」の商標権はルノーが所有しています。
イタリア生まれのアメデ・ゴルディーニによって創業されたゴルディーニは、フィアット車などのチューニングを手がけるようになり、1950年からF1にも参戦しています。
ルノーとは1956年から新たなパートナーとして提携し、たチューニングカーやスポーツバージョンを製作しました。
1969年にルノーの一部門となってエンジン開発などに携わった後、1975年にゴルディーニ社はルノー・スポール(旧・アルピーヌ)に経営統合されています。
2009年、ルノーはスポーティーバージョンに「ゴルディーニ」の名を冠して発売すると発表しゴルディーニ・ルノー・スポールの後、クリオやウインドといったモデルにゴルディーニ仕様を投入しています。さらに、2021年にルノー・スポールがアルピーヌに吸収され、ルノーのスポーツ部門はアルピーヌに一元化されています。
どんな人におすすめ?
トォインゴ ゴルディーニ ルノー・スポールは、街中ではパリジャンの気分でオシャレな車に乗り、ワイディングロードでは仏ホットハッチの神髄を味わいたいという人にピッタリ。
ゴルディーニとルノー・スポールというダブルネームが、最も長いネーミングのホットハッリと言われる要因となっていますが、これもトゥインゴ・ゴルディーニRSの一代限り。その希少性がこの車を所有する理由であっても良いのではないでしょうか。