モデル概要
ホンダシビックは日本でも人気な車両です。発売から50周年を迎え、日本でもe:hevが販売され、足回りやボディの剛性なども向上しています。欧州でしか売られていないモデルもあり、シビックツアラーや、シビックの1.0L VTECターボや左ハンドル仕様などがあります。
新しいシビックは古いモデルよりも長いホイールベースと広いリアトレッドを備えているため、安定性が向上しています。また、新しいサスペンションチューニング、22%の剛性のたかいボディ、アルミニウムボンネットなどによって軽量化がされています。これによってハンドリングの落ち着き、乗り心地のバランスが取れています。
バッテリーパックはリアシート上に搭載されているため、急な方向転換でも車体が安定します。ホンダは新しいシビックのフロントとリアのバランスをうまくとっており、フロントエンドが鋭く曲がるのに十分な前方バイアスを持っています。
イギリスでは、エレガンス、スポーツ、アドバンスの3つのトリムレベルが提供されます。エントリーレベルのエレガンスモデルの標準装備には、17インチアルミホイール、オールラウンドパーキングセンサー、リアビューカメラ、AppleCarplay/Android Auto互換のメディアシステムなど豊富に装備されています。
性能機能
以前のシビックで使用していた3つのエンジン、ディーゼル1つとターボチャージャー付きガソリン2つを廃止し、すべてを単一の2L HYBRIDに置き換えました。より小型のガソリンエンジンの経済性を兼ね備えています。実際に経済性は若干向上しており、ベーシックモデルのエレガンスは公式で60.1mpgと公表されています。
2.0Lのガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせたエンジンでは合わせて184馬力を発揮します。141bhpの自然吸気2.0Lユニットはモーターに電力を供給する発電機を回転させます。運転は非常にスムーズで、0-100km/hまでの加速には7.9秒ほどかかります。
シビックに搭載されているハイブリッドパワートレインはジャズやHR-Vに採用されているe:HEVシステムとは異なり、新型シビック専用に開発された2.0L 4気筒ガソリンエンジンがベースになっています。カローラのハイブリッドシステムとはも異なり、ギアボックスはありません。
ホンダは加速中に、偽のギアチェンジポイントを置いて回転数を上げ下げさせることで、スピードを上げると、ギアがないにもかかわらず、従来の車のギアチェンジのように回転域をジリジリと変化させます。ステアリングホイールのパドルを引くと偽のギアに影響を与えるのではなく、回生減速の強さが調整されます。
インテリア
新しいシビックのインテリアは品質面でも良くなっています。シートはゆったりとしていて、ドライビングポジションもよく、リアのレッグルームのよくできています。ドアを閉めるときは嫌な音もせず、スイッチ類は制振性に優れています。
衛星ナビやApple CarPlay/Android Autoは標準装備ですが後者はワイヤレスではありません。7インチのデジタルダイヤルディスプレイは低い仕様のトリムに装備されており、10.2インチのフルセットアップのためにはアップグレードし、アドバンス仕様にする必要があります。
スペースもしっかり確保されています。頭と肩のスペースはフロントに大きく、シートとステアリングコラムには快適に運転できるように十分な調整機能があります。後部座席のスペースは、傾斜したファストバックのループラインによって、少し制限されますが、先代モデルよりも35mm広くなっており、顕著な違いがあります。
トランク容量は410Lとフォルクスワーゲンのゴルフより多く、これはシビックが実用的なモデルの1つということです。後部座席を折りたたむと、トランク容量は1220Lに増加します。折りたたんだ際の段差が少し気になるかもしれません。また、後部座席には2つのUSBポートを備えるなど、便利な機能もあります。