Bugatti Chiron(ブガッティシロン)モデル概要

シロンという車名はブガッティ乗りとして活躍したレーシングドライバーのルイ・シロンからとられています。シロンはブガッティの歴史の中でも早く、パワフルで、独占的な生産のスーパースポーツカーです。革新的なテクノロジー、象徴的なパフォーマンス志向のフォルムは、想像を超えた限界を押し広げるユニークなアート、フォルム、テクニックの傑作となっています。

2016年から全世界500台限定で製造されました。
バリエーションにはシロン・スポーツ、ピュアスポーツ、スーパースポーツ、タイプ55・スーパースポーツ、ㇻ・ヴォワチュール・ノワールの5つがあります。

シロン・スポーツ
標準モデルのシロンと比べて約18Kg軽量化されており、サスペンションとドライブトレインにも改良がほどこされています。

シロン・ピュアスポーツ
リアウィングを可変式から固定式に変更することで50Kgの軽量化が施されています。ギアのショートレシオ化によって中速域の加速性能を上げるなどの改良がされています。大幅に増加したダウンフォースからタイヤを保護するために最高速度はリミッターにより350km/hに制限されています。

シロン・スーパースポーツ・300＋
市販車世界最速を記録するためにシロンをベースに製作された。記録会において490km/hを記録し、市販車として時速300マイルを史上初めて突破しました。ロングテールを採用し、ブラックカーボンのボディにジェットオレンジのピンストライプが入っています。乗り降りのさいドアを開けるとLEDライトによってSuper Sport 300+の文字が地面に照射されます。

シロン・タイプ55・スーパースポーツ
シロン・スーパースポーツ・300+の市販用になったものです。30台限定で生産されました。ボディはほとんど一緒ですが、ホイールなどの細かいところが変更されています。

ラ・ヴォワチュール・ノワール
創業110周年を記念して製作されたモデルになります。フランス語で「黒い車」を意味しています。メカニズムはシロンから変わりません。

シロンのエンジン、性能

　エンジンの形態は2005年から2015年に製造されたヴェイロンと同じ、8リッター,W16,4ターボエンジンですが、最高出力1500馬力、最大トルク163.2Kgmに変わっており、大幅に向上されています。４基あるターボチャージャーは、別々に作動されるように設計されており、発進時に2基のみ作動され、残りの2基はエンジンの回転数が3800rpmに達すると作動されます。

　シロンのエンジン出力を最大化するためにチタンやカーボンファイバーなどの軽量素材が使用されており軽量化されています。トランスミッションは7速デュアルクラッチで駆動方式は全輪駆動(4WD)になります。LMP1レースカーと同性能のねじり剛性を発揮するダラーラ製フルカーボン構造シャーシ一採用により、軽量化が図られていますが、車両重量はヴェイロンより155Kg重くなっています。0-100kmまでの加速は2.5秒、最高速度は420km/hになります。

シロンの内装

　ダンパーを緩めると、乗り心地はよくしなやかになります。ヴェイロンではスピードで騒がしかったが、消音材と二重ガラスによって運転中の音をはるかに静かになっています。Analogue Speedoは様々なエンターテイメントと運転情報を提供するデジタルTFTスクリーンに囲まれています。また、速度が上がると画面上の情報量が減り、ドライバーは運転に集中することができます。センターコンソールにはギアレバーと４つの円形のエアコンダイヤルがあり、それぞれが美しく機械加工されています。

　スピーカの４つのツイーターのそれぞれに１カラットのダイヤモンドメンブレンがあります。厳選された最高級の革から貴金属まで、色と素材の組み合わせを幅広く取り備えています。個々の彫刻や刺繡はパーソナライズされた仕上げを追加しシロンを好みに仕上げられます。

スペック

乗員定員	2名
ボディタイプ	2ドアクーペ
エンジン	8.0L W16 クワッドターボ
駆動方式	4WD
加速	0-100km/h 2.5秒
最高速度	420km/h（リミッター作動時）
最大出力	1,103kW(≒1,500PS)/6700rpm
最大トルク	1,600 N·m(163.2kg･m)/2,000-6,000rpm
変速機	7速セミAT（DSG）
全長・全幅・全高	4,544mm、2,038mm、1,212mm
ホイールベース	2,711mm
車両重量	1,995kg

価格

この車両・類似車両について問い合わせる