Ford Tourneo Custom(フォード トルネオ カスタム)

Ford Tourneo Custom(フォード トルネオ カスタム)

モデル概要

トルネオカスタムはトランジットをベースにした多くの人が乗れるミニバンになります。エクステリアは室内空間の広さが一目瞭然の短いボンネットを持ち、C-MAXやS-MAXとの違いはリアに両側スライドドアが採用されたボクシースタイルであることです。グレードによって外観は少し変わってきます。

改良型トルネオカスタムはスマートな外観と充実した装備、そして経済性に優れた8-9人乗りの超大型ピープキャリアです。通常の7人乗りMPVの枠を超えた、選択肢にちょうど良い一台になります。この車にはマイルドハイブリッドエンジン(PHEV)のオプションも用意されています。

フォードはSUV人気に配慮して、トルネオカスタムに頑丈なボディクラッディングを施したActive仕様が容易されています。リミテッドスリップデフや滑りやすい路面でのグリップ力を高めるオールウェザータイヤを追加することはできますが、山越えなどはできませんが、泥などには対処できるかと思います。

ホイールベースはL1、L2、ルーフ高はH1、H2など豊富なボディスタイルから選択できます。H2は一部のハイルーフ車両とは異なり、運転性の上部に収納スペースがない代わりに、荷室が運転席より前に出ています。全車車両、両側スライドドアと50:50の分割リアドアが採用され、リアはテールゲートが採用されています。

性能/機能

ベースとなったトランジットと同様に2.0Lディーゼルエンジンから様々な出力を選択することができます。104bhpから始まり、128bhpと182bhpのオプションが用意されています。104bhpでは少しパワーが足りなく感じるかもしれないため、十分な能力を持つ128bhpのエンジンを多くの方が選ぶかと思います。

すべてのエンジンに6速マニュアルが標準装備されていますが、128bhpまたは182bhpのエンジンを選択した場合、6速オートマチックギアボックスのオプションが用意されています。シフトチェンジは決して速くはありませんが、ギクシャクとした不快感を与えない程度にスムーズで、低速域では不満はありません。

また、PHEVも用意されています。これはフォードの1.0エコブースト3気筒ターボガソリンエンジンに電気モーターを接続して前輪を駆動し、荷台の下にバッテリーパックを配置したものですが、荷台の容量には影響を与えません。出力は124bhpですが、電気モーターが瞬時にトルクを発生させるので立ち上がりは速いです。

トルネオはコーナリング時に性能を発揮します。シャーシは旧型のトルネオより37%硬く、ハンドリングと騒音レベルの両方が改善されました。ESPは全モデルに標準装備されており、また、コーナリングでのトラクション、安定性に役立つトルクベクタリングコントロールも搭載されています。

インテリア

ドライビングポジションは高いため、前方の視界を広げ、視認性に優れています。ドアミラーの下部には死角をなくすための追加ドアミラーが取り付けられており、フロントとリアのパーキングセンサーはこの大きな車体を駐車スペースに止めるときに、傷つけないようするために役立ち、標準装備されています。

後部座席はフルカーペットになっており、ロードノイズを低減する効果があります。標準装備のレベルもまずまずで、全モデルにトリップコンピューター、iPhone対応のUSBポート、電動ウィンドウ、リモートセントラルロックが装備されています。ただし、エアコンとレザーステアリングホイールはTrendが必要です。

フルワイドのスチール製バルクヘッドを全車に標準装備し、ダブルキャブインバンでは2列目シートの後ろに装備しています。バルクヘッドはキャブ内の騒音を低減し、移動する荷物から乗員を保護する役割を果たします。バルクヘッドには助手席の下に長い荷物を滑りこませることができるロードスルー機構があります。

トランクルームは大容量になっており、全席装着している状態でも、L1で1,180L、L2で1,930Lもあります。必要に応じて、フロントシート以外すべて取り外すことが可能なので、さらに容量を増やすことができます。選択できるシートレイアウトはグレードやボディタイプによって異なってきます。