Peugeot Partner(プジョー パートナー)

Peugeot Partner(プジョー パートナー)

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モデル概要

パートナーはスタンダードL1とロングL2の2種類のボディ長を持ち、ロングバージョンはホイールベースの延長とリアオーバーハングの延長で長さを稼いでいます。重要なコンポーネントの多くはシトロエン ベルランゴ、ボクスホール コンボ、トヨタ プロエース シティと共有しています。

運転はベルランゴなどとほとんど同じで、優れた洗練度、適度に洗練されたハンドリング、車らしい運転体験を提供します。また、それらの車両と同じように、しっかりした、わずかにクラッシュした乗り心地とぎこちない角度のステアリングも共有しています。

パートナーはスモールバン部門のフロントランナーであり、2018年に登場した最新型では、これまでこのクラスになかった車由来の技術を搭載しています。最大1トンまでの積載重量が可能であるなど、実用性も優れています。ただ、一番の進化はキャビンかもしれません。

プジョーのキャビンは同社の多くの乗用車と同じコックピットレイアウトを採用しているため、競合車とは一線を画しています。そのため、ハンドルは小さくなり、インフォメーションディスプレイはハンドル越しではなく、上から見えるようになっています。

万人向けのレイアウトではないかもしれませんが、以前のパートナーより使いやすくなっているかと思います。多くの人が満足しているため、プジョーは最も人気のあるバンにこのレイアウトを採用しました。

性能/機能

エンジンには1.5L ディーゼルの74bhp、99bhp、128bhpの3種類と1.2L ガソリンエンジンが用意されています。99bhp 1.5Lディーゼルが一番人気があり、74bhpと同じ5速マニュアルが搭載されていましたが、最新のモデルでは6速マニュアルを搭載しています。これによって高速走行時に静粛性と燃費が向上しました。

長距離での走行をする場合は128bhpディーゼルがおすすめで、標準の6速マニュアルギアボックスは燃費の向上に貢献します。また、パートナーによくマッチした8速オートマチックが用意されています。

パートナー バンが登場した当初は74bhp、99bhpの1.6L ディーゼルエンジンも用意されていましたが、2019年の新排出ガス規制に適合しないため、発売から数ヵ月間だけ利用可能でした。

パートナーはEMP2テクノロジーを採用しているため、乗用車では一般的な安全装備の数々を提供します。運転席エアバック、荷室と助手席を隔てるフルハイトのスチール製バルクヘッド、トラクションコントロール、緊急ブレーキアシストなどが標準装備されています。

プジョーのセーフティパックではフロントカメラを追加することで、レーンアシストや速度制限認識などのキットを追加することが可能です。アダプティブクルーズコントロールはEAT8オートギアボックス搭載のBlueHDi 128bhpに提供されています。

インテリア

インテリアはよくまとまっており、広々とした印象です。2シーターと3シーターのオプションがあり、3シーターの中央席は折り畳み式のテーブルになるもので、モバイルオフィスとして使用することも可能です。助手席の折り畳み式シートの新しいデザインは後部積載量の向上にも貢献しています。

ベーシックバンは2シーターで、前席の間位に収納はないものの、広々とした空間が確保されています。全車にリーチ&レイクアジャスタブルステアリングを装備していますが、文字盤を読むには小さいホイール位置が低く感じるかもしれません。頭上には収納棚があります。

ダッシュボード中央の8インチタッチスクリーンインフォテインメントディスプレイからは、車両設定、Bluetooth、有線のApple CarPlayとAndroidAutoなどの機能にアクセスすることができます、システムは事態は明快で分かりやすいです。

ホイールベースにはL1とL2の2種類があり、L1が4,403m、L2が4,753mmになります。最大積載長はL1で1,817mm、L2で2,167mmで、ホイールアーチ間の幅は1,229mmになります。ハイルーフのオプションはありませんが、最大積載高1,243mm、後部の積載高548mm(L1)、620mm(L2)になります。

積載量はモデルによってことなりますが、車両総重量は2トン・バンと2.4トン・バンで2種類に分かれます。大きく分けると低重量バンは650~670kg、高重量では955~1020kgを輸送することができます。