フェラーリ F12 ベルリネッタ モデル概要

　Ferrari F12 Berlinettaは599GTBのマラネロの代替品として生産されました。ベルリネッタはサブネームではなく、F12ベルリネッタで一つの単語で正式な車名になります。599GTBよりもはるかに早く、低速ではより快適に走ることができます。F12は599よりも約70kgも軽く設計されています。

　低速で快適なドライブができるだけでなくF1スタイルのダイナミクスを備えたフロントエンジンを備えているためスピーディーなドライブを楽しむこともできます。周りに何もないような殺風景な道でも楽しみながらドライブができることでしょう。

ベルリネッタ｜エンジン

　エンジンはF140 FC V12、ボアストロークφ94×75.2mm、6,262ccの自然吸気の巨大なエンジンで最大出力545kW（740PS）/8,500rpm、最大トルク690N·m/6,000rpmを発生します。時速0-100km/hで3.1秒で加速し、時速340km/hを超える最高速度を達成することができます。

　ENZOおよび599に搭載されたV12エンジンを進化させたもので、7速デュアルクラッチギアボックスを備えており、より効率的で、強力になるように設計されました。エンジン管理システムには、アイドリング時の燃料消費量を減少させるために、フェラーリのHELEスタートストップシステムが装備されています。

　2013年インターナショナルエンジンオブザイヤーアワードのベストパフォーマンスカテゴリー及び4.0Lを超えるベストエンジンを受賞しています。F12 berlinetta 18 MPGを達成することができることを報告した。

ベルリネッタ｜インテリア

内装は人間工学に基づいて様々な機能が設置されています。
ダッシュボードは革新的なデザインとなったエアベントです。非常にコンパクトで、カーボンファイバーとアルミニウム合金から作られています。マネッティーノをRACE,CT-OFF,ESC-OFFのモードに設定すると、ドライビング重視のセッティングとなりますが、ドライバーには常に最適な状況が伝えられるため、安全性もあります。

主な操作系はステアリングホイールに配置されており、主な情報も正面のメインパネルに表示されます。

センタートンネルにはF1ギアボックスとハザード警告灯ボタンが配置されており、F12ベルリネッタのコックピットの特徴の一つです。その下はアルカンターラ仕上げの収納スペースとなっており、カップホルダーもあります。

Ferrari F12 TDF 概要

　F12ベルリネッタの高性能版として799台限定で生産されました。F12 TDFはベルリネッタがベースとなっており全長が約40mm、全幅が約20mm広くなったモデルです。前後のバンパー部やドアインナーパネル、ダッシュボード、シートなどはカーボンん五置換えれており、ベルリネッタに足して110kg軽く仕上げられています。

　6.3L V12直噴ユニットはベルリネッタのF140CFC型がベースになっており、吸気側サージタンクの大容量化や、吸気ファンネル長の可変システム、専用プロファイルのハイカム、DLCコートにより40%の重量提言を実現したタペット、専用絵エキゾーストなどF1テクノロジーをフィードバックしたというチューニングが施されている。最高出力は8500rpm,780ps、レッドゾーンは8900rpmに設定されています。

　255幅から275幅へ前輪を拡幅したことに伴って専用のジオメトリー設定となったTDFの足回りにはバーチャルショートホイールベールと呼ばれるシステムが後軸側に搭載されました。ポルシェの911ターボなどが用いるZF社製のシステムをベースに、フェラーリが独自のキャリブレーションを加えたものになります。前後バンパー形状の変更に加え、床下もカーボンパネルによって新しいフラットボトムに形成された他エアロブリッジも形状変更しました。

スペック

価格

Ferrari F12 berlinetta TDF

• 価格：¥156,163,871
• 年式：2016
• 走行距離：295km
• 排気量：6,262cc
• パワー：574kw
• 燃料等：ガソリン/左/AT