Ferrari 308 GTS(フェラーリ 308GTS)

ディーノ246GTとGTSの後継車として1975年に登場したフェラーリ308はV8エンジンを搭載したミッドエンジンであり、フェラーリを象徴するモデルとして1975年に発表されました。V8エンジン、5速ドッグレッグギアボックスとLSDを備えたトランスアクスル式トランスミッションを中心に構成されています。

1977年のフランクフルトモーターショーでは、タルガトップの308GTSが発表されました。外観は308GTB berlinettaとほぼ同じですが、ブラック仕上げのグラスファイバー製着脱式ルーフパネルと、リアクォーターウィンドウに取り付けられたサテンブラック仕上げのヒンジ式オープニングルーバーパネルが特徴的です。

4連ツインチョークウェーバーとドライサンプ潤滑を採用したV8エンジンは強力なもので、欧州向けで252bhpを発揮しますが、米国向けでは厳しい排ガス規制に対応するために15bhp低下の237bhpにデチューンされました。

イタリアのエキゾチックなパフォーマンスカーとして、フェラーリ308GTSはかなりベーシックです。初期型のエンジンは特に複雑な構造ではありません。信頼性の高いメカを持つ308GTSは日常的に使うことができます。快適で、上品で、現代の交通事情にも対応できる308GTSは万能なクラシックカーです。

シャーシはスペースフレーム・チューブレイアウトの横置きV8とアンダースラングのトランスミッションを搭載していました。初期型はGRPボディで車両重量は1050kg、1977年にはスチール製に変更され150kg増加しました。

サスペンションは同軸コイルスプリングと油圧ダンパーを組み込んだダブルウィッシュボーン式で、2本のアンチロールバーが装備されていました。エンジンしたと後ろに装備されたトランスアクスルは前進5速とクラッチタイプのリミテッドスリップディファレンシャルを備えていました。

コラムには3本のストークがあり、左の2本はポップアップライトとウィンカーを、右の1本はワイパーを操作します。標準装備の桃レザー製3本スポークステアリングホイールには、中央にフェラーリのイエローバッジをあしらったホーンプッシュが取り付けられており、ハンドルは絶妙なサイズ感になります。

スペック

エンジンV8 2,927cc
出力252hp/7700rpm
トルク294Nm/5000rpm
ギアボックス5速マニュアル
駆動後輪駆動
最高速度252km/h
ホイールベース2340mm
全長/全幅/全高4230mm/1720mm/1120mm
車両重量1340kg

特選輸入車

Ferrari 308GTS(フェラーリ 308GTS)

年式:1978年
走行距離:97,848km
価格:14,626,623円から

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