モデル概要
ローマはGTカーであるため、フェラーリ488よりもリラックスできるよう快適に設計されており、ベントレーコンチネンタルGT、ポルシェ911ターボ、アウディR8などのライバルモデルに対応するように設計されています。フェラーリが設計しているだけあり、アグレッシブでよりシャープなレスポンスを備えています。
ローマは他の現代のフェラーリとは異なり、最高のパフォーマンスを重視したデザインのボディアングルではありません。その代わりに、前から後ろに流れる長くて途切れのないシンプルなラインを持っていた1950年代のフェラーリGT車両のような外観を持っています。
GTカーに必要な使いやすさと快適さが、フェラーリの特徴的てなスポーツカーとしての感覚と混ざり合っているかのような車です。シャーシはその落ち着きとバランスが素晴らしく、新しい8速DCTギアボックスは搭載しているエンジンと最高の相性を持っており、ブランドの最高級のGTカーになります。
ローマのパーツは約70%はポルトフィーノと共有されていますが、リアサスペンションは10%柔らかくなり、ボディリーンは10%削減されています。ローマはまた、マネッティーノステアリングホイールセレクターにレースドライブモードを備えたフェラーリの最初のGTモデルであり、フェラーリダイナミックエンハンサーを備えています。
性能/機能
ローマには3.9LツインターボV8を搭載し、612bhpを生成し、まったく新しい8速デュアルクラッチギアボックスとペアになっています。新しいギアボックスは612bhpエンジンをサポートし、0-100km/hまでを3.4秒で加速します。このエンジンは非常に柔軟で、ターボラグはほとんどありません。
新しいトランスミッションはさらに良くなっています。古い7速DCTユニットには特に問題はありませんが、この新しい8速ギアボックスは、トップギアで1000rpmで動きまることができ、緩やかな加速を行ったときに、ギアがシフトダウンすることはありません。手動モードでは以前よりもスムーズになっています。
信頼性を高めるために、悪天候の場合などのために、ローマには通常のフェラーリ運転モードがすべて付属しています。氷、雨、快適、スポーツ、横滑り防止装置を無効にするESCオフなどあります。他にも、フェラーリの最新のV6.0サイドスリップコントロールなど、安全を確保するために設計された他のシステムが多数あります。
インテリア
新しいステアリングホイールには一般的に使用されるコントロールをグループ化するセンシティブパッドを備えており、その後ろには、見やすい16インチのデジタルダッシュがあります。選択したビューに応じて中央のタコメーターのデジタル描写がありますが、ナビゲーションマップを全画面に表示するようにカスタマイズもできます。
インフォテイメントに関しては、8.4インチのタッチスクリーンディスプレイが付属しており、Bluetooth、DABラジオが標準で組み込まれています。ポルシェ911を含む多くのライバル車両と同様に、システムはタッチでのみ操作できます。反応に少し遅延があるので、丁寧に操作するのがよいかもしれません。
低めのドライビングポジションのため視界は少し悪くなっており、ベルトラインが高いため、低い障害物を見ることは難しいです。後方の視界も少し見にくくなっていますが、標準でパーキングセンサーとリアビューカメラがついています。悪天候時は見ずらくなるため注意は必要です。
ローマは2+2と、後部座席もありますが、そこまで広くないため、大人が乗るには少し狭くなっています。シートにはIsofixフィッティングが付属しています。また、トランクスペースは後部座席を上げている状態で約272Lのスペースがあります。後部座席を下げた場合345Lまで拡張することができます。
スペック
エンジン | 3.9LツインターボV8 |
ミッション | 8速ツインクラッチオートマチック |
駆動 | 後輪駆動 |
出力 | 612bhp/5750-7500rpm |
トルク | 561lb・ft/3000-5750rpm |
最高速度 | 320km/h |
加速 | 0-100km/h 3.4秒 |
ホイールベース | 2670mm |
全長/全幅/全高 | 4656mm/1974mm/1301mm |
車両重量 | 1472kg |