DS3-R3 車両詳細①
先日の 「第52回関西舞子サンデー in メッセみき」 に展示させていただきましたDS3-R3は、競技車両ということで多くのご来場者様にご興味をお持ちいただきました。
多くの皆様にじっくり見ていただけたとは思いますが、実際の詳細はよくわからないという方もいらっしゃるかと思いますので、今回はもう少し詳しい車両情報をお伝えしたいと思います。
まず外装ですが、今回の参戦にあたり前回の記事でお伝えしましたように赤/黒の精悍なデカールに張り替えました。今後のスポンサーなどの調整を経て、まだステッカーの追加などがあると思います。
一般的な車両とは異なり、ボンネット/リアゲートはキャッチがなく、ピンでロックするようになっています。ミラーもかなりあっさりとしたものが装着されています。
天井にはルーフベントが追加されており、導入したエアーを室内天井の吹き出し口より取り入れることができます。
エンジンはエアフィルター、カムシャフト、ピストン、コネクティングロッド、エグゾースト、ターボチャージャー、コンピューターなどが専用品に交換されており、最大出力210ps/4750rpm、最大トルク35.7kgm/3000rpmを発し、一般車両と比べて大幅にパフォーマンスが向上しています。余計なものが何もない軽量ボディと相まって、かなりのハイパフォーマンスを発揮します。
トランスミッションは6速シーケンシャルとなっており、ステアリング右側のパドルを前後させることによって変速することができます。
パドルシフトですが、スタート時にはクラッチ操作が必要です。
サイドブレーキはラリーカーでおなじみの長いバー形状となっており、タイトなコーナーなどで後輪をコントロールさせることができます。
シートやベルトなどもWRC規格に準じた専用品が装着されており、スイッチ一つで消化液を室内、およびエンジンルームに噴射するシステムなどとともにドライバーを万一のクラッシュやトラブルから守るようになっています。
ただし、このシートやベルトには使用期限が定められており、期間を過ぎたパーツはその役目をはたすかどうかに関わらず利用できなくなります。本車両もシートの期限が2019年となっており、後日交換する予定です。
このように競技車両ならではのスペックや装備、カスタマイズが行われている車両です。
今後もカスタマイズ、整備などの情報を随時掲載していきますので、応援よろしくお願いいたします。