ロータス エスプリ 2.2(LOTUS Esprit 2.2)の一般修理 | 大阪府高槻市のO様

ロータス エスプリ(Lotus Esprit)は、イギリスの名門スポーツカーメーカー、ロータスがヨーロッパの後継として1976年から2004年まで生産したスポーツカーです。初期モデルS1は、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロの手による鋭いウェッジシェイプの効いたFRP製ボディを纏い、ロータス自社製の2.0L 水冷直4 DOHCエンジン(162ps/19.4kgm)をミッドシップに45度傾け縦置き搭載して発表されました。F1コンストラクターとしても活躍するロータスの名に恥じないハンドリング・運動性能は高く評価され、以降、ワイドボディ化。2.2Lターボ、2.2L NAが発売されます。映画「007/私を愛したスパイ」では潜水艇に変形するボンドカーとして活躍、エスプリといえば、このボンドカーをイメージする方も多いでしょう。後の「007/ユア・アイズ・オンリー」にもエスプリ ターボが登場しています。
1987年以降はピーター・スティーブンスがリファインし、やや丸みを帯びた「ニューシェイプ」系と呼ばれるデザインに変更になります。空力性能が向上し、HC系、ターボSEと発展、2.2Lターボエンジンもパワーアップされていきました。ホモロゲモデルのスポーツ300では302ps/38.9kgmと当時最強の4気筒だったのです。1993年には再び内外装に手が入れられ(S4)、1996年に追加された3.5L V8ツインターボエンジン(350ps/40.8kgm)搭載モデル(V8 GT/V8 SE)では、他のミドルクラススーパーカーに比肩する動力性能が与えられます。以降、発展的に2004年まで生産されました。なお、エスプリ ターボSEも「プリティ・ウーマン」でリチャード・ギアの、「氷の微笑」ではシャロン・ストーンの愛車として、スクリーンに登場しています。
大阪府高槻市のO様様よりお預かりしたエスプリは、NA2.2L DOHC エンジン(キャブ仕様)を搭載したS3の初期モデルと思われる一台。今回は点火系トラブルとキャブレター調整のご依頼です。イグニッション廻りの配線劣化による始動性の不安定を配線の加工・修正で改善。さらに、キャブレターを再調整し、アイドリングおよびスロットルレスポンスを安定させました。また、左側ヘッドライトモーターASSYを新品に交換。電装系の信頼性を高め、スムーズな動作を取り戻しました。
車両情報
| 車両名 | 年式 | 形式 |
|---|---|---|
| ロータス エスプリ 2.2 | 推定1982年前後 | ー |
作業内容
- イグニッション廻り配線加工・修正
- エアクリーナーボックス脱着
- キャブレター調整一式
- 左側ヘッドライトモーター交換
交換部品パーツ
| 交換部品 |
|---|
| 左側ヘッドライトモーターASSY |
整備士からのコメント
長年の経年劣化によりイグニッション系統の配線が硬化・断線しかけていたため、配線修正・加工を実施しました。また、キャブレターの同調を取り直し、アイドリングの安定化とスロットルレスポンスの改善も確認しています。左ヘッドライトモーターも新品に交換し、開閉動作がスムーズに復帰しました。クラシックロータスは繊細な整備が求められますし、経年劣化等による交換部品も増えてきますが、今後も希少車両のコンディション維持にご協力できれば幸いです。
お客様へのお礼
O様、いつもワイエムワークスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。英国との独自のルートを活用し、貴重なクラシックスポーツカーを末永く楽しんでいただけるよう、引き続きしっかりサポートいたします。気になる点等ありましたらお気軽にご相談ください。またのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
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