※掲載情報は発表当時のものになります。現在では販売終了品や価格改定があるものが含まれています。

ご購入いただいたYM SPORTブランドの開発デモカー「YM SPORT 986Boxter S」のオーナー様より、「サウンド面での演出を含めた排気の効率化を」、というオーダーをいただき、早速、パーツ開発を兼ねての排気系チューニングを実施しました。

内容はノーマルと比べ小型のスポーツマフラー装着と、時勢に合わせた高効率スポーツキャタライザーへの換装です。既に導入済みのECUチューニングをより活かすものになります。

マフラーはステンレス製で排気干渉や軽量化に有効な左右バンク独立タイプ。既に換装済の等長エキゾーストマニフォールドとの相乗効果で吹けあがりも上々。

キャタライザーは200セルのスポーツ触媒本体に、前後へワンオフの配管を溶接して製作。排気内の酸素濃度を測るO2センサー用ネジ穴も設け、ECUへのフィードバックにも対応しています。

ちなみに配管の溶接・加工作業はチーフメカの中村の手によるもの。先のYM SPORT RCZの右サイレンサー増設作業等も含め、ちょっとした溶接・加工作業のほぼすべてをYM自社内で行っています。

走行時のインプレッションを一言で言うと「ずっと高回転志向のエンジンになった」ということです。高回転の吹け上がりが良くなった分、相対的に低速域のトルクが細くなった感もありますが、回すことが楽しい、より趣味的要素の高いエンジンになりました。特に3,000rpm付近を超えたあたりからの鋭い回転の上昇に伴って車速が伸びていく感覚は狙い通りといえるでしょう。

もう一つのリクエストである、演出としての排気サウンドですが、音圧はエンジン回転・スロットル開度に沿うよう上昇し、雰囲気を盛り上げてくれます。全域にわたって不快な「共鳴音」や「こもり」もほとんどなく、ステン特有の少し金属質なサウンドはなかなかです。

ちなみに音量は車検対応の仕様も製作可能です。

スポーツキャタライザーは１本物の場合、91,800円(税込)から製作いたします。今回は左右２本分ですが、同時製作ですので比較的リーズナブルに製作できます。

このようなサウンドを含めた吸排気系チューニングの他、ホイール・スタイリングのドレスアップもお気軽にご相談ください。