Dacia Duster(ダチア ダスター)
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モデル概要
2013年に英国に登場して以来、ダチアは並外れたコストパフォーマンスに基づいて評判を築いてきており、ダチアダスターは特にこれに当てはまります。ダチアダスターのサイズは日産キャシュカイにほぼ匹敵し、価格が安めであり、日産マイクラスーパーミニに匹敵するランニングコストをもっていました。
フロントではダスターの幅を強調するために、ヘッドライトクラスターのデザインが見直され、ヘッドライト自体がフロントエンドの横端に近づいています。新しいグリルがありますが、車のフロントガラスのベースが100mm前方に移動し、スクリーン自体がより急勾配になっているため、キャビンに余裕があるように見えます。
現在選択できるダチアダスターのトリムレベルは、エッセンシャル、コンフォート、プレステージの3つになります。最も手ごろであるエッセンシャルでさえ、ラジオ、クルーズコントロール、エアコンなどが標準装備されています。アルミホイールや8インチのインフォテインメントを使用するにはコンフォートにする必要があります。
ダスターはスムーズで快適な乗り心地とキャビン内のノイズ制御に優れていますが、ロードノイズやフロントガラスの風切り音は、ダチアが開発費を節約したことを示唆しています。プレステージモードを購入すると、音響フロントガラスが装着され、高速走行中のダリアのキャビン内の喧騒を軽減することができます。
性能/機能
1.5LのdCiディーゼルエンジンは第1世代のダスターから引く継がれていますが、ダチアは以前よりも強力で効率的なものにするためにいくつかの調整を行いました。旧型のエンジンより5bhpの小幅な上昇で、新型ユニットは113bhpを生成します。オーバーブースト機能によりトルクが増大し、AsBlueシステムにより排出ガスが削減されました。
128bhpまたは148bhpの1.3L TCeガソリンユニットも利用可能です。より強力なモデルは9.7秒で0-100km/hまで加速し、ダスターをさらに成長させ、高いモデルにも対抗できる力強さを備えています。パワーにこだわらない人には、エントリーレベルの1.0L90PSガソリンエンジンがありますが、少しもたつく感じがします。
標準装備されているルノー製のオートマチックギアボックスは、十分にスムーズな変速が可能だが、タイミング悪くシフトアップしたり、シフトダウンしてほしいときに躊躇したりと必ずしもしっかりとした判断ができるわけではないため、6速マニュアルにこだわるのもありかもしれません。
ダスターはコーナーで非常にバランスが取れており、曲がりくねった道でも自信が持てるほどレスポンスが良いです。電動ステアリングの操作に力はいりませんが、ディーゼル車は少し重く感じます。ブレーキも印象的で、緊急停止が必要なときでも、ほとんど手を煩わせることなくスピードを落とすことができます。
インテリア
ダスターコンフォートには、ギアレバーやステアリングホイールなど、いくつかのクロームパーツが付属しています。プレステージモデルではさらに上質な内装やクライメートコントロールが装備されますが、それでもルノーキャプチャーと比較すると、ダウンマーケット感があります。
ハンドルの高さ調節が付いていないためドライビングポジションが重要です。キャビンは機能的になっており、ヒーターやエアコン(上位モデル)などはシンプルな操作系で、すべてが扱いやすい場所に配置されています。より手ごろなトリムレベルでは、手動式リアウィンドウが少しばかり目新しさではあります。
ダスターはけして大型のSUVではありませんが、全長はキャプチャーや冠者―の間ぐらいに位置しています。後部座席には大人3人が問題なく座ることは可能ではありますが、真ん中の人は長旅にはきついかもしれません。なぜなら、シートベルトのバックルが座席を圧迫し、センターコンソールが足元のスペースを奪うためです。
トランクスペースには445Lあり、後部座席をフラットに折りたたむと1623Lにまで拡張されます。この容量はコンパクトなクロスオーバークラスの基準では十分です。開口部自体は広く、ナビゲートするための適度に高いリップがありますが、これはほとんどのコンパクト場クロスオーバーの間でも一般的です。