Dacia Logan(ダチア ローガン)
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モデル概要
英国では2013年に初代ローガンが発売されましたが、欧州では2004年に発売されており、英国初代ローガンはこの欧州ローガンの2代目になります。2017年のレンジアップデートではローガンはサンデロと同じミッドライフフェイスリフトを受け、新しいグリルと再設計されたフロントバンパーが含まれます。
ローガンMCVは登場以来、あまり進化しておらず、そのためモデルレンジもデビュー当時から変わっていません。トリムレベルは3つあり、アクセス、エッセンシャル、コンフォートになります。レンジトップとなる4番目のローリエイトがありましたが、2017年に廃止されました。
SUV風のスタイルが好きな方はステップウェイバージョンが良いかもしれません。車高を高くし、黒いプラスチックのクラッディングを多用することで、ローガンMCVのルックスにタフなエッジを加え、軽い損傷に対する耐久性が若干ではありますが、向上します。
荒れた道を走行すると、シートを通して大きな衝撃を感じ、高速道路ではかなり騒音がするので、あまり長旅ではリラックスできないかもしれません。ただ、窓は大きく見やすいため、駐車場や狭い市街地などを走行する際には助けになり、運転しやすいでしょう。
性能/機能
初期モデルには1.2Lガソリン、0.9Lターボガソリン、1.5Lディーゼルエンジンから選べましたが、2017年には1.2Lガソリンがより効率の良い1.0Lガソリンに変更されました。性能は控えめですが、どのバージョンを選んでも燃費は良いです。
多くの競合車とは異なり、ローガンMCVはエンジンの選択によって、ブレーキなし牽引能力が異なりますが、ブレーキ付き牽引能力はどれでも同じになります。SCe 75は550kg、TCe 90は570kg、Bi-Fuelは595kg、そして、dCi 95は625kgと最高の容量を持っています。
64.2mpgのdCiディーゼルはコンフォートトリムで116g/kmとすぐれた経済性を発揮し、SCeガソリンエンジンの性能は平凡で、最高燃費は49.6mpg、排出ガスは129g/kmと最も効率的とは言えないです。Accessの最安モデルではこのエンジンのみが搭載されているのが、少し残念な気もします。
ローガンには運転席と助手席のフロントエアバックと、前席のサイドエアバックを標準で装備しています。安全システムとしては全モデルにESCが標準装備され、上級モデルにはスピードリミッター/クルーズコントロール機能が用意されています。
インテリア
キャビンは実用性にやや欠け、乗員スペースは広いのですが、身の回りの物を入れられるような収納スペースがあまりありません。ドアビンは大きいですが、カップやボトルホルダーがなく、ギアレバー前のトレイは浅く、携帯電話や財布を置くと飛び出してしまいそうです。
標準装備は3つのトリムレベルの安価なものにはベーシックなものが搭載され、アクセス仕様と呼ばれるものには、パワステ、フロントサイドエアバックが含まれています。最高級グレードのローレイトではクルーズコントロールや電動リアウィンドウなどの豪華な装備が用意されています。
ローガンのトランク容量は573Lと、上のクラスの車両とほぼ同じ大きさであり、後部座席のスペースも十分あります。リアシートを折りたたむとフラットになり、1,518Lまで拡張することができます。トランクの開口部は広くなっているため、荷物の積み込みなども簡単に行えます。