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　日本のフォルクスワーゲンのサイト内で2021年度SUV輸入車人気ランキング、No.2の車種になりますが、タイプカブリオレ（オープン）は日本では未導入になります。YMワークスではカブリオレタイプの新車、中古車問わず輸入を行っています。

T-rocはティグアンとT-crossの間ぐらいの大きさになっており、日本での走行では走りやすく取り回しのきく一台になっています。T-rocはMQBプラットフォームに基づき製造されており、Volkswagenゴルフ、アウディA3などと密接に関連しています。これは装備されているマクファーソンストラット、エンジンと駆動系に応じて、いずれかのフロントサスペンションとトーションビーム、マルチリンクリアサスペンションを任意対応ダンパーと組み合わせです。クロスカントリー（クロカン）風になっており、車高は少し高めで、目線が広がるため女性の方などにも乗りやすい一台となっています。

T-roc カブリオレ

　今回ご紹介するのは日本では未導入のカブリオレタイプになります。2020年にドイツでフォルクスワーゲン初のコンバーチブルモデルとして二年ぶりに発売されました。標準のSUVモデルに基づいて製造されていますが、全輪アーチの後ろの全てのシートメタルが新しく、ホイールベースが長いため、標準のT-rocとはボディパネルが違います。新しいカブリオレには10.25インチの高解像度ディスプレイに表示されるデータを制御できます。

　折り畳みであるファブリックフードを可能にするために２つのリアサイドドアとBピラーを失い、ルーフとBピラーを失うことによる剛性の低下を抑えるためにシャーシは新しいクロスビームで強化され、Aピラーは強化されません。ファブリックルーフは、最大30km/hの速度で開閉でき、の端を押すことで持ち上げるのに11秒程度で開けることができます。トリムとして用意されているのはデザインとRラインになります。

扉を開くと快適な運転席があります。低くてもスポーティーではありませんが、車のウエストラインが高いため腰を下ろすような感覚はありません。さらに天井は高めですのでドライバーは十分なスペースを確保できるかと思います。後部座席に人を乗せる場合は前部座席のスペースを少し縮める必要があります。lsofixポイントがありますのでチャイルドシートを簡単に収納できます。車両の容量はルーフが上がっていても下がっていても変わらず284Lほどございます。

スペック

　カブリオレのラインナップは2つあります。1つは1.0L 3気筒ユニット115PS(85kw;113hp)、もう一つは1.5L 4気筒ユニット150PS(110kw;148hp)になります。どちらもガソリンエンジンです。6速マニュアルまたは7速オートマチックから選ぶことができます。ボディサイズは全長4268mm、全幅1811mm、全高1579㎜（roof close）R-Lineは全長のみ4378㎜に延長されていますが他は変わりません。乗員数は4名になっています。

ローリングシャーシ構成はトリムによって異なります。1.0Lモデルと1.5Lモデルの両方にマルチリンクサスペンションが付属していますがRラインデザインモデルではデザインモデルよりも短く剛性の高いコイルスプリングになります。

　1.5Lエンジンとギアボックスは低速で非常にうまくかみ合います。モーターは滑らかで、動作回転範囲のほとんどが洗練されています。デュアルクラッチボックスは軽い負荷のもとで磨きをかけて比率をシフトし、必要に応じてかなり迅速にシフトダウンします。