カーエアコンの風量が弱い原因と対処方法

カーエアコンの風量が弱い原因と対処方法

トラブル症状

カーエアコンを使用する際、冷暖房機能自体は正常に機能しているものの、エアコンの風量が弱い。また風量を切り替えるとエアコンのモーター音は変わるものの、実際の風量はあまり変化しない。この問題は直ちに走行に支障をきたすわけではありませんが、燃費の悪化につながる可能性があります。車のエアコンは設定温度に達するよう出力をコントロールしていますが、風量が不足していると車内の温度が設定温度になかなか達せず、結果としてエアコンが無駄に高出力で長時間動作し、無駄なエネルギーを消費することになります。

参考:風量の切り替えができない場合は、「カーエアコンの風量調整・スピードコントロールが効かない原因と対処法」を参照してください。

考えられる原因と故障診断

① エアコンフィルターの詰まり

原因

エアコンフィルターは、ブロアファンが取り込む空気中の汚れを除去するためのものです。室外の埃や汚れを捕捉し、車内にクリーンな空気を供給する役割を持っています。また、ブロアファンやエバポレーターへ異物が侵入するのを防ぐことも重要な機能の一つです。このフィルターは空気の取り込み口に位置しているため、特に汚れやすく、フィルターが目詰まりを起こすと空気の流れが悪くなります。その結果、エアコンの吹き出し口からの風量が減少することになります。

診断方法

フィルターの位置は車種によって異なります。オーナーズマニュアルを参照し、指示に従ってフィルターを取り外します。取り外したフィルターは、直接目で観察し、汚れやほこりが蓄積しているかを確認します。フィルターが目に見えて黒ずんでいたり、大量のほこりが詰まっている場合、それが風量低下の原因である可能性が高いです。

修理・改善方法

フィルターの汚れがひどい場合は、新しいフィルターに交換することで、エアコンの風量を回復させ、また空気の質も向上させることができます。交換は比較的簡単で、専門の工具を必要とせずに自分で行うことも可能です。

② エバポレーターの詰まり

原因

エアコンの熱交換器であるエバポレーターは、冷房を使用する際に結露が発生し、常に湿った状態になります。このエバポレーターは細かい網目状の構造をしており、湿った網目にエアコンフィルターをすり抜けたチリや埃が年月を経るうちに少しずつ蓄積し、目詰まりを引き起こします。フィルターの詰まりと同じように、この目詰まりも空気の流れを妨げ、結果としてエアコンの吹き出し口からの風量が減少します。さらに、湿った埃が長時間その状態で存在することにより、カビが発生しやすくなり、悪臭の原因となることがあります。健康への影響も及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

診断方法

エバポレーターの詰まりを診断するためには、エアコンフィルターを取り外した状態でブロアファンを作動させ、風量の変化を確認します。フィルターを外した状態で風量が依然として弱い場合、エバポレーターの詰まりが原因である可能性が高いです。

修理・改善方法

エバポレーター専用の洗浄剤を使用して積み重なった汚れやカビを洗い流します。カビや汚れを除去するだけでなく、悪臭の原因を除去することでエアコン臭の改善も期待できます。

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