Seat Alhambra(セアト アルハンブラ)

Seat Alhambra(セアト アルハンブラ)

モデル概要

アルハンブラは2010年から2020年まで生産されました。フォルクスワーゲンのシャランと共通する部分も多く、より手ごろな価格、より美しいスタイリングによってシャランに変わる車両にもなります。

ステアリングの重さもちょうどよく、コーナリング中の車体の揺れも驚くほど少ないです。配送車両ではなく自動車を操っているような感覚です。スポーツサスペンションを装備したモデルを選ぶと、ハンドリングは良くなりますが、乗り心地はやや硬めです。どちらを選ぶかは購入者次第になります。

トリムレベルには当初S、SE、Connect、SE Lux、FR Lineの5つのトリムレベルがありましたが、後にSE、SE L、Xcellenceに絞られました。エントリーレベルには16インチアルミホイール、ヒーテッドドアミラー、スライドリアドア、パーキングセンサーが装備されます。

ノーズにある台形グリルは現在のセアト社のデザイン言語を踏襲しており、ここでもうまく機能しています。これと大型フォグランプハウジング上部の明確な折り目はセアトが主張するスポーティな外観にほぼ合致しています、Aピラーは空気の流れを改善するように設計されています。

性能/機能

エンジンは2種類から選択できます。エントリーレベルの唯一のガソリンエンジンは新しい1.4TSIユニットです。このサイズの車には小さなエンジンに思えるかもしれませんが、ターボチャージャーとスーパーチャージャーのおかげで148bhpを発生し、0-100km/hまで10.7秒で加速します。数人乗せても十分な性能を発揮します。

どのモデルも装備が充実していますが、電動スライドドアを装備したモデルがおすすめで、特に7人乗りを常用するのであれば、2.0L TDiディーゼルが良いかと思います。2015年に導入されたフェイスリフトモデルでは改良されたキャビン、強化された安全装備など、そして燃費の向上を楽しむことができます。

1.4TSIとマニュアルギアボックスはパワートレインとしても優れていることが分かります。定価の安さ、しなやかな乗り心地、優れたエンジンの洗練性を考えると、毎日の使用距離が短い場合はディーゼルよりも良い選択肢になります。DSGギアボックスも効果的な仕事をしてくれます。

初期の車にはブレーキアシスト、トレーラースタビライゼーション、タイヤ圧モニター、レーンアシスト、交通標識認識、自動ヘッドライト、疲労度検出が搭載されていました。2016年モデルのフェイスリフトで、ブラインドスポット認識機能が追加されました。エアバックは運転席、助手席など、計7個を搭載しています。

インテリア

セアトアルハンブラはダグアウトよりも快適です。すべてのバージョンで、手動で高さ調節が可能なフロントシートと、電動バックレストおよびランバーサポートを備えており、堂々としたドライビングポジションを得られます。スポーツタイプのレザーシートにすると長時間の移動でもより快適なサポートが得られます。

新しいスクリーンはダッシュボードの高い位置に取り付けられているため、走行中に道路から長い間、目を離す必要はありません。また、画面下部の回転式ダイヤルはオーディオの音量を調整するのに便利な機能です。音声操作で多くの機能を利用することができますが、若干のばらつきがあります。

7人乗りの車と違って、後席には大人がゆったりと座れるスペースがあり、少し背の高い大人であれば2列目のシートを前後にスライドさせて一番後ろの席のスペースを広くすることも可能です。シートはどれも快適で、カーブを曲がるときにもしっかりと快適かつ安全に保つことができます。

トランク容量はシートの使用数によって変わってきます。全座席(7席)を使用している状態でも、イビサとほぼ同じ267Lのスペースを確保されています。後席はレバーを引くだけで全て倒すことができ。2,297Lと広大なスペースを確保できます。フォード ギャラクシーよりわずかに少ないぐらいです。